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【太陽光発電】 ※ⅾ

23/02/10

最近、色々なことが重なって電気代が上昇しています。

 

もう少し細かい話をすると『燃料調整費』という項目の価格が上昇しています。

 

日本は火力発電がメインの発電になるので、その為の燃料費が上がるとそのまま電気代となってあらわれます。

 

日本には火力発電の燃料となるものは無く、海外から仕入れることになるのですがそれが非常に問題です。

 

円安、物価上昇、戦争、コロナと価格上昇の要因となるものが複合的に起こっています。

 

その影響で電気代が爆発的に上がっている状況です。

 

 

この電気代が上がっている状況下なので、最近また注目度が上がってきているのが『太陽光発電』。

 

お引き渡しをしたお客様やこれから新築のお客様からもお問い合わせが増えてきております。

 

少し前は勢いが落ち着いてきていたのですが、電気代高騰の影響でまた勢いが増してきました。

 

太陽光発電の設備を販売している会社さんは、今すごく力が入っていると思います。

 

 

まず太陽光発電は、メリットもデメリットもあるものです。

 

メリット

・電気代の削減ができる

・余剰電力は売電できる

・エコに寄与出来る

・ある程度設備の寿命が長い

・設備の価格が下がってきている

 

デメリット

・自然によるものなので天候や地域によって発電量が変わる

・売電価格が毎年下がっている

・15年くらいでパワコンの取り換えが必要

 

・天災による故障リスクがある

・屋根に荷重がかかる

・北向きの場合は光の反射で近隣トラブルの可能性がある

 

 

上記あたりが良く言われることです。

 

様々な可能性があるので、設置した方でもメリットが大きい方とデメリットが大きい方にわかれてしまいます。

 

これはある程度仕方のないことで、自然に頼るものであることと、屋外に設置するものであるということが関係してきます。

 

でも、どちらかというとメリットが大きくなっている方の割合が多い気がします。

 

まだ勝てる可能性が高めな投資のような印象です。

 

 

上記を見ていただいたうえで私が太陽光発電の話をするにあたり、気にしていることがあるのでそれをここに書かせていただきます。

 

 

まず太陽光発電は100%良いものではないということ。

 

敷地条件や天災による被害、隣地に大きな影を落とす建築物が出来た、原因不明の故障が重なったとか、

 

ひどいものでは火災が出たというニュースも見たことがあります。

 

 

これは確率的にそこまで高い確率のものではない為、ほとんどの方は見舞われないものです。

 

ですが、日本で起こっている以上は0%ではありません。

 

この場合はメリットをデメリットが上回ります。

 

初期投資の回収が出来ません。

 

 

太陽光は電気代の高騰により、世間の印象は追い風です。

 

その影響で訪問販売の太陽光の業者の数がどんどん増えています。

 

メチャクチャ営業が上手い人が多いらしいので、お話しをよく聞いたうえでメリットデメリットを理解してご採用ください。

 

最後に、リフォームで採用される方は要注意です。

 

 

ネットをうろうろしていると、リフォームで太陽光の設備を屋根に載せるのは何のデメリットもない、

 

みたいな事を書いているサイトを沢山見かけました。

 

 

そんなわけないです。

 

新築時の耐震性能の計算時に屋根の重さの項目もあるからです。

 

 

新築時に太陽光を載せない計画で、屋根はガルバリウム鋼板の場合、屋根の重さは相当軽い扱いとなります。

 

その屋根が軽いことを計算してつくられたお家に、重いものを載せることになるので地震に対して弱くなるのは当然です。

 

しかも一番高いところに重いものが載るので、対策をしていない建物の場合、重心が上に行き相当揺れの影響を受けやすくなります。

 

 

新築時は太陽光を設置する前提で建物が建てられるので問題はありませんが、

 

リフォームの場合は新築時に載せる想定で計算しているかが重要です。

 

もし、新築時に想定していなかったのであれば地震には弱くなることを分かった上で太陽光を採用してください。

 

ご相談がある場合は土永までご連絡ください。

 

土永