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【寒い冬を迎える前に】 ※ⅾ

22/11/10

今年の冬、現在の予想ではラニーニャ現象の影響を受けてかなり寒くなるとのことです。

 

もうすぐ近くまで来ている寒い冬の前にお伝えしたいことがあります。

 

 

それは「湿度」のこと。

 

 

以前にブログでも何度か書いたこともありましたが、「湿度」は家にも健康にも多大な影響を与えます。

 

一般的には適切な湿度は40%~60%とされています。

 

この数字はネットで調べていただくと出てきます。

 

 

夏は当然湿度が高いのですが、冬は乾燥するとの理由から「過度に湿度を上げてしまう」という

 

状況をお見受けする機会が多いです。

 

 

『冬はすごく乾燥しているから加湿しなければ!』と意識しすぎてやり過ぎてしまうんです。

 

 

どういうことかと言うと、乾燥するからと室内で洗濯物を干して、加湿器をつけて、灯油ストーブを

 

つけて、尚且つその上でやかんを置いてお湯を沸かす。ついでに晩御飯はお鍋…。

 

 

実はこれあまり良くないです。

 

今の性能の良い家でも、加湿をやりすぎてしまうと結露が発生してしまいます。

 

いくら断熱、気密、窓、換気が良いものであっても、湿度が高すぎると良くないです。

 

 

結露というのは、感覚的な『起こるかもしれない』みたいな要素はありません。

 

条件が揃ってしまえば必ず起こるものです。

 

気になる方は『湿り空気線図』というものを調べてみて下さい。

 

 

25℃の室温で湿度が80%だったとした場合、室内にあるものの中に21℃程度のものがあれば

 

そのものに結露が発生します。

 

冬の家の中で窓は冷たくなりやすい場所なので、窓に結露が多くなります。

 

 

先ほど出した例ほど湿度を上げることは流石に無いとは思いますが、条件が揃えば結露は出るとご理解ください。

 

断熱、窓、気密、換気の性能によって結露の出やすさは大きく変わりますが、絶対出ないということはありません。

 

換気扇を止めて、加湿をしまくれば結露は出せます。

 

 

良かれと思ってやっていた加湿が、カビを誘発させ家にも健康にも悪い影響を与えるのです。

 

夏より冬のほうがカビが生えやすいと聞くことがあるのは、これも原因の一つです。

 

 

最初にお伝えしましたが、湿度は40~60%程度が過ごしやすいです。

 

冬も夏もそれくらいにしてあげるといいと思います。

 

室温は人によるところもあるので一概に言えませんが、湿度が管理できていると夏も涼しく過ごせます。

 

 

改めて、まだ家に湿度計が無い人は、評判の良いものでも¥2,000前後で購入出来ますので、

 

おうちに一つか二つ置いておいて、湿度と上手に付き合ってみてはいかがでしょうか?

 

 

土永