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コラム

ウッドデッキはつける?つけない?

20/12/26

広々としたお庭や建物で囲まれた中庭って憧れますよね。

特に弊社の施工事例の中ではウッドデッキの事例が多く

お客様からのリクエストが多い要望でもあります。

 

お庭を作る中でご要望の多い“ウッドデッキ”ですが

これからお家の計画を立てる方にとっては

①メリット・デメリットは?

②どんな木を使っているの?

③メンテナンスはどれくらいの頻度ですれば良いの?自分でできる?

と悩んでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

 

今回は、ウッドデッキの活用法やお手入れの方法などを書いていこうと思います。

 


①メリット・デメリットは?

ウッドデッキって憧れますが

実際にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

 

 

☑メリット

・お家全体の雰囲気が良くなる

・リビングから外へつながる空間ができる

・広さによっては第2のリビングになる

・団欒のスペースができる

・物干しスペースとして活用できる

・段差を作れば腰掛けスペースとしても活用できる

 

 

☑デメリット

・定期的なお手入れが必要

・お手入れをしていないと、さくれなどが発生しやすい

・樹脂木材は静電気をためやすい

・樹脂木材選ぶと夏場は暑くなりやすい

・デッキの下は掃除がしにくくなる

 

 

とこのような項目が挙げられます。

ウッドデッキへの憧れをどのように叶えるか

選ぶ材料やメンテナンス方法などをきちんと理解しておくことが大切です。

 

 

 

②どんな木を使っているの?

 

多くの方は『ウッドデッキって腐るんじゃないですか?』

という心配を持たれていると思います。

弊社の見学会でも、かなりの確率でこの質問を受けます。

 

我々は

『適した材料を使い、適切にメンテナンスを施せば長持ちします』

とお答えします。

なぜなら、使用する材料によって耐久性が違うからです。

 

普段、私共がお客様にご提案する材料は『セランガンバツ』という種類の木を使います。

外部で使用するのに適した【ハードウッド】と分類される樹種で

流通量が多く、コストパフォーマンスに優れている材料だからです。

セランガンバツ以外の樹種だと

・ウリン

・イペ

・サイプレス

などもあります。

 

 

一方、外部で使用するのに適していない【ソフトウッド】と分類される樹種を使うと

劣化が激しく耐久性が著しく短くなります。

・松

・杉

・桧

などが代表的な樹種です。

ホームセンターなどで比較的安価で購入でき

DIYでウッドデッキをつくる方は手にしやすい材料です。

しかし、これらの樹種は外部で使用する材料には適していません。

 

 

お金と手間をかけて作ったのにすぐにダメになってしまうパターンですので

ウッドデッキに使う材料は【ハードウッド】を選ぶようにしてください。

 

 

③メンテナンスはどれくらいの頻度ですれば良いの?自分でできる?

我々がよく使うセランガンバツ材は

耐久性は非常に高く10~20年以上の耐久年数が期待できると言われております。

ノーメンテナンスでも問題はないですが、

紫外線や雨で木材そのものの色がシルバーっぽい色に変化していきます。

 

木そのものの色の変化がお好きな方はそのままでも結構ですし

綺麗な木の色を長持ちさせたい方は塗料を塗布していただくのが良いですね。

塗料はホームセンターでも購入できます。

 

▽キシラデコール

 

 

 

 

▽ノンロット

 

 

 

どちらもお求めやすい価格です。

可能であればサンドペーパーで研磨し

木材の汚れを落としたあとで塗布すると色が乗りやすくなります。

 

弊社事務所でもウッドデッキをつくっていまして

年に一度、みんなでメンテナンスを行います。

一度メンテナンスをすれば作業の流れはつかめます。

最初は大変だと思いますが、継続することで木が長持ちすることに繋がりますので

ぜひ愛着をもってメンテナンスをしていただきたいと思います。

 

ただ、メンテナンスも施すにも向き不向きがありますので

ご自身でメンテナンスをする自身が無い方、

メンテナンスに手を掛けたくない方は面積を少なくしたり、

人工木デッキを採用することをお勧めします。

 


 

いかがでしたでしょうか。

ウッドデッキは常に紫外線や雨・風にさらされる場所に設置するものです。

適した材料、メンテナンス方法を知ったうえで

採用するかどうかご判断の参考になれば幸いです。