column

コラム

住宅関連の補助金 ※更新版

23/05/26

新築、リフォームをするには大きなお金が必要になります。

決して安価なものではないですし

国や地方自治体の補助が受けれるなら最大限利用したいですよね。

『この工事は補助金の対象になるだろうか?』

と考える方もいらっしゃるかもしれません。

 

今回は、和歌山県で新築・リフォームを計画する場合

どのような補助金があるのか解説していきたいと思います。

 


[新築の分野]※現地建て替えも含みます

□こどもエコすまい支援事業(国)

エネルギー高騰の影響を受けやすい世帯に向け、

高い省エネ性能を有する住宅取得を支援するためにつくられた制度です。

※2022年度は『こどもみらい支援事業』という名前でした。

 

≪対象となる世帯≫

子育て世帯 ・・・ 申請時点で18歳未満のお子さまがいる世帯

若者夫婦世帯・・・ 申請時点でどちらかが39歳以下の世帯

 

注文住宅、分譲住宅どちらも対象ですが、高い省エネ性能であることが大前提となります。

その他にも満たさなければいけない条件がありますので

詳細は公式ホームページでご確認ください。

 

参考URL → こどもエコすまい支援事業(新築)

 

 

□紀州材補助金(県 ※一部の地域は市町村からもあり)

木の国和歌山と言われるほど

森林面積の多い和歌山県ならではの補助金です。

住宅産業の振興と林業・木材産業の活性化の為はじまった制度で、

「紀州材」を使用した木造住宅の新築、増築及び改築並びに

「紀州材」を内外装材に使用した住宅に対して

最大20万円の補助を受けることができます。

尚、県の補助金とは別に独自に補助金を交付してくれる市町村もあります。

上富田町は昨年度から最大10万円の補助が受けられるようになりました。

新宮市においては昨年度までは最大30万円だった補助金が令和5年度から最大50万円の補助が受けられるようになりました!

※予算額の上限に達すると補助金を受け取れないことがありますのでご注意ください。

※年度によって補助内容が変わることがあります

 

 

参考URL → 和歌山県 令和5年度紀州材で建てる地域住宅支援事業

参考URL → 上富田町 紀州材活用住宅支援事業補助金について

 

 

 

浄化槽補助金(地方自治体)

 

家庭から排出される汚れた水(①トイレ ②お風呂やキッチン、洗濯など)

などの生活排水を各家庭で処理し、側溝などに放流します。

一部地域では公共下水の整備が整っていますが、

まだほとんどの地域が浄化槽の設置が必要です。

5人槽の浄化槽設置の場合、市町村から33万2千円の補助が受けられます。

※公共下水や農業集落排水への接続が可能な地域の場合

浄化槽設置費はかかりませんが、別途加入分担金が必要です。

 

参考URL → 和歌山県 県土整備部 河川・下水道局 下水道課

参考URL → 田辺市 浄化槽設置整備事業費補助金について

 

 

 

□耐震改修事業補助金(国・地方自治体)

 

旧耐震基準で建てられた住宅は耐震性が低い可能性があります。

耐震性に満たない住宅は大地震によって倒壊し

住人に危険が及ぶだけでなく

周囲の方が逃げる遅れる原因になることも予想されます。

旧耐震基準で建てられた住宅を耐震診断によって耐震性を明らかにし、

耐震補強を行うことで最大116万6千円の給付が受けられます。

※地方自治体によって募集戸数が異なります

 

参考URL → 住宅の耐震診断・耐震改修に関する補助制度について

木造住宅の耐震診断は無料

耐震化設計+工事費に対して補助が受けられます

 

 

 

□新築住宅等取得助成金(地方自治体 ※一部の地域)

 

和歌山県内で住居を構えようとしたときに

助成金を受け取ることができる市町村があります。

 

〇若者が定住を促進するための助成金

〇転入にともない3世代同居をする際に掛かる住宅取得の助成金

〇他県から移住される方への住宅取得支援制度

 

等があります。

内容や助成額は地方自治体により異なりますが

給付の多い地域はなんと100万円もの助成を受けられます!!

今回は一部の地域をピックアップします。

 

参考URL → 印南町若者定住促進事業

参考URL → 和歌山市転入型三世代同居・近居促進補助金

参考URL → 田辺市移住支援金について

参考URL → 日高川町空き家改修支援事業補助金制度について

 

 

 

 


 

[リフォームの分野]

□こどもエコすまい支援事業(国)

新築と同じ名前の補助金ですが、こちらは既存住宅の断熱改修やエコ住宅設備の設置等、

省エネに関するリフォーム工事を実施し申請すると最大30万円の補助金がもらえます。

新築工事の補助金と違う点は、年齢制限がないというところです。

※子育て世帯、または若者夫婦が申し込む場合は補助額が引き上げられます。

 

・既存住宅が夏暑く、冬は寒い

・既存住宅のトイレやお風呂に入る時の寒暖差が辛い

・既存住宅の光熱費が高くついて困っている

 

このようなお悩みを持たれている方々は、ぜひこの補助金をご利用ください。

補助金をもらうためには指定された商品を採用する必要があります。

詳細は公式ホームページでご確認ください。

 

参考URL → こどもエコすまい支援事業(リフォーム)

 

 

□紀州材補助金(県 ※一部の地域は市町村からもあり)

新築の分野でご紹介した内容と重複しますが、

増改築・リフォーム工事にも適用されます。

また、中古住宅を購入しリフォームをする場合も適用されます。

ただし条件には

 

〇構造材で使用する場合は5㎥以上の木材を使用していること

〇内外装材整備事業の条件では

耐震基準を満たしている又は耐震改修工事を実施予定の住宅であること

 

等があげられていますので、

リフォームで補助金を受けられる際は事前に確認が必要になります。

 

参考URL → 令和2年度紀州材で建てる地域住宅支援事業について

参考URL → 乾燥熊野材需要拡大事業補助金について

 

 

□耐震改修事業補助金(国・地方自治体)

 

新築分野と重複していますが、リフォームの場合は少し異なります。

住宅の耐震補強設計・工事費だけでなく、

耐震ベッド、耐震シェルターを設置する費用にも補助が受けられます!!

※耐震ベッド、耐震シェルターは木造住宅にのみ補助が受けられます。

設計費用・工事費用の合計が100万円以下の場合は

自己負担なしというケースもあります。

 

参考URL → 和歌山県住宅耐震化促進事業

 

 

□介護保険における住宅改修制度

介護保険制度の住宅改修費・福祉用具購入費

〇介護の要支援1・2と認定された方が住まう住宅

〇要介護1~5と認定された方が住まう住宅

 

上記いずれかにおいて

段差の解消、手すりの設置、開き戸から引き戸への改修

等の小規模改修工事を行う費用や

福祉用品の購入の際に掛かった費用負担を少なくするための制度です。

住宅改修においては限度額20万円まで

福祉用品購入においては限度額一定限度額まで助成金を受け取れる制度です。

※市町村により申請時の書類や申し込み方法は異なります。

 

参考URL → 介護保険住宅改修費・福祉用具購入費受領委任払いについて

参考URL → 福祉用具・住宅改修

 

その他、市町村によって補助が受けられる制度もあります。

住まいのバリアフリー化を検討される折には

市町村に問い合わせてみると良いですね。

 

 

 

□空き家を減らすための助成金、空き家バンク

 

和歌山県は、空き家の件数が多い都道府県ワースト5位以内に入るほど

空き家問題が深刻化しています。

 

県の資料はこちら → 空き家対策パンフレット

 

特に過疎化が進む市町村では、他県や他市町村からの移住者で

なおかつ空き家バンクに登録されている空き家を改修し

活用する方(居住することが定められている場合もあります)

に、改修費用の一部を補助する制度が設けられています。

また、空き家情報を提供し、仲介までしてくれる市町村もあります。

 

参考URL → 有田市 移住推進空き家活用事業費補助金

参考URL → 紀の川市 移住支援金

 

 


いかがでしたでしょうか。

補助金だけでも、かなりの数の補助金制度があります。

補助金を活用すれば、買いたかった家具や家電の購入費や

引っ越し費用を十分にまかなえることも可能です。

 

今回は補助金に関してピックアップしましたが

住宅を建てる際には、市町村の補助金の他にも

どのような建物を建てるかによって税金が控除されたり

火災保険や地震保険が安くなるということもあります。

この2点については、後日コラムを書かせていただこうと思います。

 

 

住宅建築を検討される場合は、ぜひ営業担当者にお問い合わせください。