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コラム

色選びのコツ2

20/06/15

今回のコラムは色のお話Pert2です。

前回は、色がもたらすインテリアの効果について書かせていただきました。

Pert2では外装で選ぶ色が家の室温や躯体に及ぼす影響などを書かせていただきます。

 

外装色がもたらす室内環境と躯体への影響について

 

みなさん、家の外装色を選ぶときは自分好みの色を選ぶ方が多いと思います。

清潔な印象のホワイト系

キリっとカッコイイ印象のブラック系

落ち着いた印象のブラウン系

インパクトのあるポップカラー

など、世の中にはありとあらゆる色が存在します。

 

 

 

外装の色選びが一番時間が掛かると言っても過言ではないほど

長時間悩まれる方が多いです。

 

もし、色で家の耐久性や経年劣化に差が出ることが分かったら

色選びの見方が少し変わるかもしれません。

 


 

例えば、あなたは新築を建てたくて住宅会社2社に相談をしいているとします。

あなたは

『外壁は黒っぽい色にして、カッコイイ雰囲気にしたい』

という希望を持っていたとします。

 

 

 

 

そのことを住宅会社の営業マンに話したときに

A社では『いいですね!そうしましょう。』と肯定してくれました。

B社では『見た目はカッコイイけど、あまりお勧めしません』と否定されました。

これだけだと、同調してくれたA社のほうが印象がいいですよね。

 

 

しかし、B社はつづいて

『黒と白を比べた時に、黒のほうが外壁の表面温度が高くなります。

室内温度が変わったり、光熱費が高くなったり、構造体の劣化が早くなる原因にもなります。

長く住むお家なので、できるだけ白に近い色をのほうがお家の健康状態をよくできます』

と説明してくれました。

 

 

これを聞いたら、黒の外壁に対する印象はどう変わりますか?

感じ方は人それぞれだと思いますが

何千万もかけて建てるお家の劣化を早めたいと思う人は少ないはずです。

 

住宅計画をしていく中で、お施主様の希望に『YES』と同調すると

お打ち合わせはスムーズに進んでいきます。

ただ、本当に住まい手のことを思うのであれば

お施主様が選ぼうとしているものに『No』と警笛を鳴らしてあげるのが

本当のプロの仕事だと思います。

 

 

たかが色、されど色。

 

弊社のHPの施工例を見られて

『黒の外壁つかってるじゃん』と思われた方もいらっしゃるでしょう。

もちろん、私どもは後者なので

色がもたらすメリットデメリットをを理解していただいたうえで選んでいただいています。

 

 


 

住宅は様々な材料を組み合わせて完成します。

素材の相性や、特性をきちんと説明してくれる会社を選ぶのが

本当にいい家を建てる秘訣の1つです。

住宅計画がこれからの方は、ぜひ営業マンのトークに注目していただきたいと思います。