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何事もバランスが大切 ※ⅾ

21/12/11

先日公開致しましたVRのモデルハウスは見ていただけましたでしょうか?

 

色々なお客様や業者さんから感想や好評をいただいています。

 

見ていただいているのは本当に有難いです。

 

まだご覧になられていない方は是非弊社HPから一度ご覧下さいませ。

 

どこかにいるクジャクを探してみてください!

 

 

 

最近どこの住宅会社でも「高気密・高断熱」を売りにして全面に出すようになりました。

 

そこで、よく話に出てくるのが「窓」の話です。

 

「窓」は熱が入ったり出て行ったりする場所で一番熱の出入りが大きい部分です。

 

窓を良いものにすると分かりやすく効果が出る事もあり、どの会社も「窓」の性能を

 

一生懸命お客様に説明します。

 

「うちはトリプルサッシが標準です!」

 

「樹脂サッシがいいですよ!」

 

みたいな感じです。

 

確かに性能と値段が高い窓にすればするほど効果が出るのは当然で、モノを変えるだけなのでめっちゃお手軽です。

 

でも、本質を分かっていないとあまり意味が無いと思っています。

 

大事なところはトリプルサッシや樹脂サッシにすると、どういった理由で断熱性能が上がるのかです。

 

いいサッシ、高いサッシだから性能が良いなんて説明をしている会社で

 

住宅の性能が把握できているとは思えませんので、良い住宅が建てられるとは思えません。

 

住宅の断熱性能や気密性能は全て数値で表すことが出来ます。

 

窓に関しても同様で、住宅の性能は色々な数字の組み合わせ、要はバランスが大事です。

 

 

弊社からしたらこの辺のエリアは非常に暖かいエリアなので

 

「トリプルサッシでなくても、しっかり周辺の建物状況、影の動き、立地の環境、日照の条件、に

考慮すればペアガラスでも十分」という考えです。

 

トリプルサッシは当然良いサッシなので効果もありますが、費用も上がりお客様の負担にもなります。

 

実際トリプルサッシにしていなくてもかなり暖かいです。

 

これは他の部材に関しても言えることで、大事なのは『何を使うか』ではなく『どう使うか』です。

 

必要なところに必要なコスパの良いものをモノを選ぶ。

 

これが重要です。

 

でもほとんどの住宅会社は『何を使うか』自慢をしています。

 

その部材をどういう理由でどう使うかをちゃんと説明できる会社は少ないです。

 

 

なによりちゃんとした建築知識がない会社が

 

いくら高くて良いモノを使っても、夏涼しく冬暖かな家は出来ません。

 

気密は期待できないし、壁体内結露もあり得る、夏場は日射遮蔽も出来ていない、冬は日が入らない等々。

 

家は色々なものを計算し、有効にモノを組み合わせて初めて「ちゃんとした家」が出来るのだと思います。

 

「うちは良い窓を採用しているんで大丈夫です!」

 

とか根拠の説明もなく言っている会社は、ちょっと気を付けたほうが

 

いいかもしれませんね。

 

土永